健康栄養学科 / 卒業生の声

子どもや保護者と気軽に関わることで、家庭でも食の意識を高めてほしい。

子どもや保護者と気軽に関わることで、家庭でも食の意識を高めてほしい。

学内で作っている給食の献立を考えたり、兼務している学校も含め、5つの小中学校で食に関する指導を行っています。毎日給食を食べている様子を見て回り、子どもたちと話をしながら味や量などの感想を直接聞けるのはやりがいがあります。子どもたちと接していると、朝ごはんを食べていなかったり偏った食生活をしていたり、あるいはマナーや姿勢の悪い子どもも目につきます。そうした課題を解決するために、おうちの人にどう話せば伝わるのか。ストレートに話をするのではなく、これから母親になる私が子育てについて教えてもらう姿勢で話しかけるなど工夫しています。産休後も、できるだけ早く復帰してまた子どもたちの食の健康を支えたいです。そして好き嫌いない子どもを育てていきたいと思っています。

藤澤 真未 2013年3月卒業 栄養教諭 越前市白山小学校勤務
利用者さん全員が楽しめるよう栄養だけでなく行事食なども企画。

利用者さん全員が楽しめるよう栄養だけでなく行事食なども企画。

実家から通える施設で管理栄養士として働くことが、大学時代の夢でした。現在、夢が叶って介護が必要な利用者さんに対して栄養管理を行うのと、手作りおやつや行事食などを提案する仕事をしています。たとえばひと言で嚥下...飲み込むといっても、口の中の状態や食べるときの癖などによって飲み込みやすさには違いがあります。あるいは認知症が進んで飲み込む行為自体を忘れてしまっている場合も。元気な人から寝たきりの方までいるなかで、皆さんが満足できる食事やおやつを提供できるよう、介護士さんや看護師さんの意見を聞きながら工夫しています。月に一度、県内の高齢者施設の栄養士が集まる研究会は、貴重な情報収集の場に。また、大学時代の友だちと先生のゼミ室に伺ってお互いの話をすることも、仕事の励みになっています。

山口 友希 2015年3月卒業 管理栄養士 金津雲雀ヶ丘寮勤務
地域の健康増進に幅広く関わりたくて。今は多彩な専門性に触れ、学ぶ毎日。

地域の健康増進に幅広く関わりたくて。今は多彩な専門性に触れ、学ぶ毎日。

大学の公衆栄養学実習で、健康な人への幅広い栄養指導に興味を持ち、地域全体の健康増進に関われる公務員の道を選びました。この研究所での仕事は、一人ひとりが担当する食品の研究課題を進めること、食品業者さんからの技術相談に対するアドバイス、細菌検査などの依頼分析の大きく3つです。実験器具の使い方など大学で学んだことはすぐに役立ちましたが、それをベースに実践的に学ぶことがとても多く、貴重な経験の連続。特に分野の違う専門職の方たちに指導していただけるのは、この職場ならでは。管理栄養士としての知識以外のこともできるだけ学ぶ努力をしています。先輩から学ぶにも外部の方と接するにも、コミュニケーション力は本当に大事。グループワークが多かった仁愛大学で協調性が身についたと感じています。

山田 麻由 2017年3月卒業 管理栄養士 食品加工研究所勤務

多くの人に正しい栄養知識を持ってもらいたい

多くの人に正しい栄養知識を持ってもらいたい

Q.管理栄養士はどんな仕事?やりがいは?
患者さんの栄養状態を良くするために食事の指導をしたり、医療チームの一員として医師と連携しながら協力して働く仕事です。食べられなかった患者さんが食べられるようになったり検査の数値が良くなったり、目に見える変化がやりがいにつながっています。患者さん個々のライフスタイルや人柄も見極めながら少しずつアプローチを変えてみたり、医療の進展とともに自己研鑽することも簡単ではないからこそ楽しめています。

Q.大学で活用したサポートは?
国家試験対策講座や模擬試験は印象に残っています。模試は勉強を頑張った分だけ点数が伸びるし、過去問の見直しもできて力がつきました。試験対策だけでなく、一番お世話になったのはやっぱり先生。専門に特化した先生方から、文献プラスαの知識をたくさん教わりました。先生方自身の現場経験もとても参考になったし、今でも仕事で迷うたび相談しています。働き出してから改めて、先生ってすごいんだと気づくことばかりです。

Q.これからの夢・目標は?
多くの人に正しい栄養知識を持ってもらおうと、研修会や講演会などで積極的に活動を行っています。また、子ども関係の活動にも関わるようになり食育の勉強も始めました。僕自身も最近結婚したので、子どもに与える親の食生活の影響や、年齢によって異なる必要な栄養素について、実践を交えて学んでいきたいですね。

山本 雄基 2014年3月卒業  管理栄養士 福井中央クリニック勤務
 現場でしっかり経験を積み、頼られる存在になりたい。 現場でしっかり経験を積み、頼られる存在になりたい。

現場でしっかり経験を積み、頼られる存在になりたい。 現場でしっかり経験を積み、頼られる存在になりたい。

厨房業務をしっかりこなせるようになりたいと思ったので、給食委託の仕事に就きました。現在は調理や盛り付け、献立作成、発注などを行っているほか、行事食のときなどは施設の栄養士さんとの打ち合わせもしています。食物アレルギーのある方や病気で食事制限のある方もいらっしゃるので、なぜ制限が必要なのかを理解できていなければなりません。そして、ほかの従業員にも説明して理解してもらうことが大切です。そういうときに仁愛大学で学んだ臨床栄養学や食品学などの知識が役に立っています。また、給食経営管理論で学んだことは利益を出すための数字の管理に欠かせません。現場でもっと経験を積んで、頼りにしてもらえる管理栄養士になりたいです。

奥村 遥香 2015年3月卒業 給食委託  管理栄養士・栄養士  富士産業株式会社勤務

食べることの大切さや楽しさを子どもたちに伝えたい。

食べることの大切さや楽しさを子どもたちに伝えたい。

子どもが大好きで、子どもの健康にかかわれる保育所の管理栄養士を希望していました。さらに、見学で訪れた保育所で「日ごろの食生活の中で食の大切さや楽しさなどを子どもたちに伝えること」を一番大事にしていることに感銘を受け、この道への想いが一層強くなりました。今は保育所で毎日手づくりの給食とおやつを用意しています。将来の目標は「食べるってこんなに楽しい!」と心から思える子どもを一人でも多く育てること。そのためにも、専門知識を活かし、多くの食品に触れ、味わう機会を提供していきたいと思っています。仁愛大学で調理学の基礎から実践的に学ぶとともに、食品や栄養の知識から人体や疾病まで幅広い専門知識を身に付けられて良かったです。

松田 衣里加 2015年3月卒業 保育所  管理栄養士・栄養士  社会福祉法人ゆきんこの会 ゆきんこ森田保育園勤務

同じ夢を持った仲間と出会い 切磋琢磨しながら成長を遂げた

同じ夢を持った仲間と出会い 切磋琢磨しながら成長を遂げた

管理栄養士になるという夢を実現できる大学が地元にあることを知り、仁愛大学を志望。地元の大学なら地元の就職情報にも強いと思ったことも選んだ理由のひとつです。学生時代はよさこいサークルでの活動やアルバイトを通じ、多くの人と関わりました。その中で仲間を思いやる気持ちの大切さを知り、これが現在の仕事の進め方にもいい影響を与えています。また、管理栄養士になるという共通の夢を持った友達も大きな存在でした。皆で支え合いながら資格取得の試験勉強に臨んだことで、知識の習得に対して常に前向きになれたのです。一方、キャリア支援センターの方からも試験前に励ましをいただくなど、勇気付けられました。今はまだ管理栄養士として一歩を踏み出したばかり。早く一人前になりたいとポジティブ志向で奮闘中です。

歌門葉月 2014年3月卒業 社会福祉法人敬仁会特別養護老人ホーム渓山荘勤務

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