子ども教育学科 / 卒業研究

卒業研究題目一覧(2018年度)

• 未就学児のスマートフォンやタブレット型の仕様の実態 ―保護者が感じる効果と抱える不安について―
• 学校行事における運動会・体育祭の開催時期とWBGTの関連要因となる天気・気温・湿度との関係について
• 短時間での投てき指導における幼児の投てき能力の向上について
• アイスブレイクの分類と活用について
• テレビゲームを行う時間の変化が集中力に与える影響
• 体幹やインナーマッスルの認知度や理解度と運動習慣および運動部経験との関係について
• 保護者の睡眠習慣や家庭環境が子どもの睡眠時間に与える影響について
• 幼児期におけるリズムダンスの教育的効果、身体的効果および精神的効果
• 子育て支援ガイドブックの現状 ―父親支援に着目して―
• 保育行事としての運動会に関する一考察
• 気になる子の保育における意識の実態 ―担任保育者と園長・主任の視点から―
• 幼児の善悪判断に対する保育者の関わりについて
• 保育所等における母親が相談したくなる環境に関する一考察
• 保育内容に関する保育者の意識の変化に関する一考察 ―「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」の意識を中心に―
• 保育所等で行う孫育て講座のプログラムの提案
• 幼児期における外国語活動の取り組みに係る現状と課題
• 利き手に関する調査
• 子どものいざこざに関する認知の発達 ―相手の年齢が異なるときの問題解決方略の違いに焦点を当てて―

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卒業研究題目一覧(2016年度)

・病児保育における保育士の専門性に関する一考察 ―保育を学ぶ学生と看護を学ぶ学生の比較―
・子どもを持つ日本在住外国人の育児環境に関する一考 ―越前市の事例を中心に―
・1・2歳児の自我の芽生えに対する保育士の援助
・障害がある子どもと他児との関係形成における保育者のかかわり
・保護者が抱く里山保育のイメージに関する一考察
"・幼児のボール遊びにおける調整力の発達と保育者の援助
―ボールを蹴る活動に焦点を当てて―"
・子育て支援のとらえ方とその専門性 ―保育所等と地域子育て支援センターを比較して―
・園庭遊具の安全性及び危険回避の取組についての一考察
・自閉症スペクトラム障害児の療育方法
・子育てサークルを通して母親が感じる効果とその過程
・子どもの主体性を伸ばすための環境構成と保育者の役割
・1・2歳児のルール遊びにおける発達と保育者の援助 ―鬼ごっこに着目して―
・多文化保育に関する保育者の意識の実態
・福井県における子どもの食育の現状と課題 ―各市町の子ども・子育て支援事業計画を中心に―
・気になる子どもを含むクラス集団への保育者の援助と配慮

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ゆるキャラは、どうして子どもに大人気なのか?<br>越前市のゆるキャラ開発を通して見えてきたもの。
ゆるキャラは、どうして子どもに大人気なのか?<br>越前市のゆるキャラ開発を通して見えてきたもの。

ゆるキャラは、どうして子どもに大人気なのか?
越前市のゆるキャラ開発を通して見えてきたもの。

坂本 優惟(2016年3月卒業)
造形はどんな園に就職しても必要なものだからと伊東ゼミに入った坂本さん。春からは幼稚園教諭として働く。

伊東 知之 教授
鋳込みによる金属の独特な材質感に魅力を感じ、常に人の「生」を根底に意識しながら、主に金属を用いた彫刻作品の制作研究を行っている。

坂本 : 先生、このゆるキャラを友だちに見せたら、ほしいって言ってくれたんですよ。
伊東 : 一生懸命つくった甲斐があるね。本当は着ぐるみをつくってほしかったけどなあ。
坂本 : ゆるキャラの定義に「原則として着ぐるみ化されていること」という一文を見つけたときには悩んだけれど、私の技術では難しくて。
伊東 : ぬいぐるみにするなら3体はつくってと、ハードルを上げさせてもらったね。
坂本 : ぬいぐるみだって初めてつくるので、いろいろ調べて試行錯誤が必要でした。
伊東 : ゆるキャラづくりというのは坂本さんらしいけれど、そもそものきっかけは?
坂本 : 子どもたちにすごく人気があって、何でなんだろうと不思議に思ったんです。
伊東 : それで静岡県浜松市まで「ゆるキャラグランプリ」を見に行ったんだね。どうだった?
坂本 : 子どもたちは有名無名関係なく、一心に着ぐるみを追いかけていて、その純粋さにあらためて驚かされました。あと、しっぽや手など、子どもが触れられる部分が大事だなって。
伊東 : そうやって気づいた点をキャラクターに反映させていったんだね。
坂本 : ええ。越前打刃物、越前和紙、ボルガライスをモチーフにして3体つくりました。
伊東 : これも、欲を言えば1つのゆるキャラにいろんな特産品を盛り込んでほしかったな。
坂本 : 先生、厳しい......。でも、こうして実際に制作したことで、ずっと子どもと同じ目線に立っていたいと思うようになりました。
伊東 : そういった卒業制作を通じて感じたことは、研究報告書にまとめたね。これで無事に卒業が決まって、春からは幼稚園の先生か。
坂本 : はい。子どもたちのことを否定しない先生になりたいです。伊東先生みたいに。
伊東 : ええ?どういうこと?
坂本 : 要求は多いし厳しいけど、否定はしないじゃないですか、先生。だからここまで頑張れたんだと思います。本当に感謝しているんですよ。
伊東 : そんなことも感じとっていたんだね。保育士や幼稚園教諭は人間性が大事。坂本さんらしく、笑顔いっぱいで子どもたちに接してほしいと思っているよ。
坂本 : ありがとうございます。
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