大学案内 / 建学の精神・沿革

建学の精神

 仁愛大学は、「仁愛兼済」の精神をもって、現代社会の抱える諸問題の解決にあたりうる人材を育成するための、新たな教育研究の場を展開することを目指して平成13(2001)年に開学しました。
 また、仁愛大学を設置する学校法人福井仁愛学園の創立は、明治31(1898)年の「婦人仁愛会教園」の創設に遡ります。「仁愛」とは「いのちあるものに対する尊敬と相互敬愛」を、また「兼済」は「仁愛」の自覚をもって自己のあるべき姿を確立すると同時に、他者のために身を捧げて生きる仏教の慈悲にもとづく実践的活動の精神を意味します。この精神を受けて本学園は「美しい世を拓く灯となるために」を学是として人材育成に取り組んできました。

「仁愛兼済」という仏教の人間観に基づく「人間」理解を教育研究の場で展開

 仁愛大学は、建学の精神である「仁愛兼済」の理念に基づく教育研究を通して、現代社会の抱える諸問題の解決にあたる人材を育成していくことを目的として、学則に「すべてのいのちのつながりの尊重と相互敬愛の仏教精神を基本とし、豊かな人間性の涵養と専門の学芸の教育研究を通して、社会の発展に貢献する人材を育成する」と定めています。「仁愛兼済」の精神の理解を深めるため、各学部とも教養教育の基礎に「全学共通科目」として、「仏教の人間観」、「人間と宗教」、「仏教の思想」の3科目を、また「学部共通科目」として「人間学関連科目」群を配置しています。これにより、専門的な知識のベースには「人間」理解が重要であることを、本学の教育方針として明示しています。
 また、設置学部は、主として人間の心理や人間関係を主題とした「人間学部」及び「大学院人間学研究科」に加えて、日常生活により密着した健康栄養や教育分野を主題とする「人間生活学部」を設置し、これらが協調して人間の心理的側面と身体的生活面の両面から車の両輪のごとく機能する総合的教育研究の場を展開しています。

沿革

2001(平成13)年4月 仁愛大学開学
人間学部(心理学科・コミュニケーション学科)開設
宗教教育研究センター設置
2003(平成15)年7月 心理臨床センター設置(現 附属心理臨床センター)
2004(平成16)年4月 屋外運動場「厳グラウンド」竣工
2005(平成17)年4月 大学院人間学研究科心理学専攻(臨床心理コース)開設
(日本臨床心理士資格認定協会第1種指定大学院)
2009(平成21)年4月 人間生活学部(健康栄養学科・子ども教育学科)開設
2011(平成23)年4月 大学院人間学研究科心理学専攻を臨床心理学専攻に専攻名称変更
▲TOP