地域共創センターでは、地域への「知の提供」のために、教育・研究・支援の成果を活かした学術的・文化的講座や、地域の皆さまのための教養・スキルアップ講座など、多彩な講座を開講しています。
今回の公開講座は、
9月25日(水)19時~20時30分、福井市AOSSAで、コミュニケーション学科の島岡哉准教授による
「地産『他』消から地域間交流まで -他地域の成功事例から学ぶ-」というテーマで講座を開催しました。
「地産『他』消」とは何かを考えるにあたり、まずは、「地産地消」とは何か、地域資源を活用した新たな付加価値とは何かの講義があり、受講者の皆さんと確認しました。
そして「地産『他』消」ですが、地元の資源をどうやって他県に周知するかが大きな課題であり、今回は、観光の観点から考えてみました。
観光行動の変容により観光の多様化が生じており、有名観光地ではないスポットをいかに社会的、または人間観と結びつける観光実践を行う「コンテンツ・ツーリズム」や、Twitterやfacebookといったソーシャル・メディアを使用した、観光体験を物語る人々からの宣伝効果により、有名観光地でなくとも「探す」「見つける」という観光行動をする若者の増加が見られる。
また、「地産『他』消」のきっかけづくりについて、奈良県の駅を拠点としたまちづくりの事例を紹介しました。
次回の講座は...
日 時:10月5日(土) 10時~11時30分
会 場:仁愛大学
講 師:伊佐公男 人間生活学部子ども教育学科 教授
テーマ:「親子で学ぶちょっと深堀りの理科実験 -圧力を体験しよう-」
(地域共創センター)