地域共創センターでは、地域への「知の提供」のために、教育・研究・支援の成果を活かした学術的・文化的講座や、地域の皆さまのための教養・スキルアップ講座など、多彩な講座を開講しています。
今回の公開講座は、
5月15日(木) 17時~18時30分、仁愛大学において、心理学科の片畑真由美講師による、「人のこころの働きを『おはなし』から考える」というテーマで講座を開催しました。
この講座は、心理学科の講師陣が、【臨床心理学の知】という共通テーマに基づき連続講座を行います。
心理学科4回連続講座の第1回目となる今回の講座では、臨床心理学とは何か。また、童話や小説などの「おはなし」を題材にして、こころの働きがどう表現されているかを考えました。
童話や小説などで描かれる「おはなし」は普段の私たちの会話の中にも存在するそうです。
会話は、自らの経験を人に話すもので、順序やそのときの状態などを整理して伝えることで、これが「おはなし」となっていくこと。話す人のこころの現実を表すのには最も適したイメージであることを学びました。
また、日本の童話と海外の童話(グリム童話など)を比較し、文化の違いからも人々の心境がつかめ、心の状態をより理解しやすくなりました。
最後に、自分で物語を作ることで、今の自分の心の状態を知る方法を学びました。
次回の講座は...
日 時:5月16日(金)18時30分~20時
会 場:仁愛大学 駅前サテライト
講 師:四戸友也 コミュニケーション学科 准教授
テーマ:「ニュースを読み解く」
(地域共創センター)